シンガポールの年金保険
目次
①はじめに
➁そもそも年金保険って何?
③シンガポールの年金保険
④モデルケース(具体的にどれくらい増えるんだろう?シミュレーショングラフで資産!)
⑥まとめ
シンガポールの年金保険をご紹介!
老後の生活を支える貯蓄として欠かせないのが年金。その年金を生命保険という形で蓄えようというのが、ここでご紹介する年金保険です!年金と聞くと、国民年金等の公的年金が思い浮かぶ人も多いと思いますが、実は生命保険の中にも年金形式で受け取ることができるモノがあるんです。この記事では、その中でも金利が高いことで知られるシンガポールの年金保険についてご紹介していきます!
そもそも年金保険って何?
<目的>
年金保険は、受け取り方が年金形式、即ち契約時に設定した周期で満期金を受け取ることができる貯蓄型生命保険です。受け取り方以外は他の貯蓄型生命保険と特に変わりはありません。もちろん途中で解約して解約返戻金を受け取ることもできます。
<特徴>
契約時に総保険料、支払方法、支払期間、満期、受け取り期間を設定します。基本的に、運用期間が長いほど、返戻金及び満期金を多くなります。日本では、個人年金保険という名称でしばしば言及されています。
<他の保険商品との違い>
満期金を年金形式で受け取ることができます。ほとんどの場合、退職後を満期に設定して、収入がぐっと減る老後に向けた貯金の積立として購入されます。年金形式で受け取ることができるので、累進税率も低く抑えることができます。
シンガポールの年金保険
<メリット>
高い利率
シンガポールはアジアの金融都市の中でも香港にならぶトップクラスの金利で、シンガポール国内で購入可能な年金保険ではこの高い利率をもとに計算された返戻金を受け取ることができます。
死亡保障と返戻金の二面性
年金保険は、万一の保障だけでなく、将来のための貯蓄の二つの側面を兼ね備えた生命保険です。なぜなら、保険料払い込み完了からある程度経過すると、解約返戻金の元本の何倍にもなり、貯蓄としての機能を十分担うことができるからです。ただ、言い方を変えると保険料払い込み終了からある程度時間が経過しないと元本割れを起こしてしまうので、注意が必要です。
年金形式の受け取り
上でも説明しましたが、年金形式で少しずつ受け取ることで、税金も最低限に抑えることができ、また、継続的な老後生活をイメージすることができます。さらに、公的年金と組み合わせることで、かなり裕福な老後生活を送ることも十分可能です。
<デメリット>
保険料が高い
年金保険は、貯蓄型生命保険、即ち積立保険なので、定期(掛け捨て)保険と比べて保険料が高くなる傾向にあります。これは、貯蓄型生命保険が、積み立てをしていく保険だからです。故に、ある程度お金に余裕がないと加入できない保険商品でもあります。
早期に解約すると元本割れを起こす可能性あり
年金保険も貯蓄型生命保険の一つであり、保険料払い込み完了から一定期間経過しないと、元本割れを起こすことがあります。これはどの貯蓄型生命保険にもいえるものです。
<運用方法>
購入方法/条件
シンガポールの年金保険に加入するには、①日本の住民票を抜いていること、②シンガポール現地の銀行口座を保有していること、そして③シンガポールに住所があることの3つの条件が必要です。①日本の住民票の手続きに関しては、下記ページにてまとめているので、ご参照ください。
日本の転出入手続きについての詳し情報はこちら
また③のシンガポールの住所を有しているという点に関しては、あくまで契約時の条件のため、契約成立後に日本に帰国した場合でも契約は継続されます。
帰国後の運用
シンガポールにて保険商品を購入後、日本に帰国する場合は、帰国前に契約した保険会社に対して諸手続きが必要になります。また、帰国後も保険会社からの連絡は随時送付されることになり、それも個々で対応する必要があります。送付されてくる書面等はもちろん英語で専門用語も含まれているため、注意が必要です。保険を購入する代理店会社によっては、購入後のアフターサービスだけでなく、日本帰国後も手厚くサポートしてくれる会社もあります。Insurance 110 Singaporeもその一つです。英語に自信がある方でもサポートがあるというだけで安心材料にはなるかもしれませんね。
モデルケース
それでは、どんな条件の年金保険だとどのようなプランになるのかをグラフを使って具体的に見ていきましょう。
①支払保険料:SD50,000 (一括)、運用期間:30歳~65歳から10年間毎年支払いを受けるパターン
➁支払保険料:SD50,000 (一括)、運用期間:40歳~65歳から10年間毎年支払いを受けるパターン
まとめ
今回は、シンガポールの年金保険について、まとめました。せっかくシンガポールに住んでいるのであれば、一度、購入の相談だけでも検討しているのもいいかもしれません。日本帰国後は購入できないというのもネックな部分ですね。契約の際は上のグラフのような損益分岐点もしっかりと考慮に入れることをお勧めします